〈ビストロ・パ・マル〉シリーズ
今日は趣向を変えて、食がテーマの小説について。
ビストロ・パ・マルシリーズというミステリが良い。
下記リンクに詳細。
https://honto.jp/ebook/pd-series_B-MBJ-20026-7-177667X.html
フレンチレストランが舞台で、食をテーマに謎解きが行われる。
短編集かつ話が重すぎないので、スキマ時間に最適で繰り返し読んでいる。
僕はフレンチへ普段行くことがないから、料理名、調理法、食文化知らないことばかりで勉強になる。
当然そういう知識が謎解きに使われるから、解説フェイズで毎回感心するのである。いい読者だ。
謎解きに関係のない普通の会話でも、興味のわくものが出たりする。
モレ・ポブラーノという食べ物があるらしい、メキシコ料理で、鶏肉をチョコレートソースで食べるそうだ。
下記リンクに詳細。
https://cacaoken.com/report/mexico/mole-pobrano/
全く想像つかないが僕好みな気がする。食べてみたい。
この本の解説にて、「食べたい」と思わせる技術に優れた作家が何人か居るという。引用すると
「その技術に 、特に秀でた作家が何人かいる 。たとえば北森鴻 。あるいは高田郁 。そして何より 、池波正太郎 。このラインナップに反論は出ないだろう 。」
だそうだ。僕は一人も存じ上げないが面白そうである。近いうちに読んでおきたい。
小説で出たワードで体験が広がっていくのは、小説の面白さの一つかもしれないね。